アロナ・エプシュタイン(イスラエル)
1975年アゼルバイジャンのバクー生まれ。1990年にイスラエルに移住。テルアビブ大学ブッフマン・メータ音楽院卒業(修士)、バー・イラン大学卒業(博士)。彼女の音楽はイスラエル国内外で委嘱、演奏、放送されており、「ヤング・ユーロ・クラシック」国際音楽祭(ベルリン2006)、クファール・ブルム室内音楽祭(2010)、ACL音楽祭(台北2011)、コンテンポラリー・ミュージック・デイズ(ニュルンベルク2013)、Cortazar- Life in music and words会議 (ロングビーチ2014)、イスラエル音楽祭 (テルアビブ2014)、国際現代音楽祭「アジアの管絃の現在」(京都2015)、Teiva Marathon (テルアビブ2016)、China ASEAN festival (南寧2018) などが挙げられる。2つの管弦楽曲がイスラエル・ヤング・フィルハーモニー管弦楽団コンクール(2006)およびアキュム賞(2010)で第1位を受賞したほか、イスラエル首相作曲賞(2013)、室内楽作品でアキュム賞(2015)、レッドノート国際フェスティバル作曲コンクール(アメリカ2017)で第2位、Artistes en Herbe作曲コンクール(ルクセンブルク2020)で第1位を受賞。2010年~2015年、2019年、2023年~2024年にかけてイスラエル女性作曲家・演奏家フォーラムの議長を務め、テルアビブのVox Feminae音楽祭の創設者であり、芸術監督でもある。
Winter Spells
I. イニシエーション
II. シャーマンの旅
III. 秘密の言葉
IV. 冬の呪文
V. メタモルフォーゼ
VI. カムバック
音楽作品として、あるいはダンスと組み合わせて上演するためのプログラム作品であるこの曲は、半音階記譜法で書かれており、楽器編成は自由である。この曲の各部はどのような順序でも演奏でき、どの要素も繰り返したり削除したりすることができる。この作品は、私が祖母から聞いたシベリアのシャーマンのヒーリングを思い起こさせる。