ステファン・イップ(香港)
1971年生まれ。ライス大学で音楽芸術博士号(D.M.A.)を取得。これまでに、ウェルズリー作曲家会議、アスペン音楽祭、アジア作曲家連盟、ISC世界音楽の日々、中国作曲家音楽祭、ダルムシュタット(ドイツ)など主要な音楽祭に参加。ヤド・コロニー、マクドウェル・コロニーなどに滞在。作品はアジア及び欧米で演奏されており、サルヴァトーレ・マルティラーノ記念作曲賞、台湾音楽センター国際作曲賞、シンガポール国際中国管弦楽作曲コンクール、ALEAⅢ作曲コンクールなど数々の作曲賞を受賞。また、ユニバーサル・エディションやバベルスコアーズから出版され、Kairos、Albany、ERM-Media、PARMA、Capstone、North South
recording、Ablaze records、ATMA Classique、Beauport
ClassicalなどのCDレーベルで録音されている。現在はローンスターカレッジとヒューストンコミュニティカレッジで非常勤講師を務めている。
詳細はwww.stephen-yip
Clustering Plum BlossomsⅡ(2018,2022rev.) for violin and cello
この作品は、ヴァイオリンとヴィオラのために書かれたオリジナルの二重奏曲の第二版でありYu-Fang ChenとMei-Chun Chenに捧げられた。梅の花は、東洋の芸術や冬の詩の象徴として描かれてきた。中国の旧暦では、二十四節気の中で冬至には6節あり、私は、冬の季節に梅の花が群生する6つの様々なキャラクター、香り、たたずまいを表現しようとした。音色の変化と響きは、まるで天候の変化とこれらの節気の意味を表すかのように、ゆっくりと近づいてくる。作品は、全体的に雰囲気があり、描写的で、抽象的で想像力豊かなものとなっている。