ナタニエル・オトレイ(ニュージーランド)
ナタニエル・オトレイはアオテアロアのオテポティ(ニュージーランド、ダニーデン)出身の作曲家で、脆弱な関わりと楽器のアフォーダンスというアイデアを用いて、ダイナミックで絶えず進化する音楽のテクスチャーと音色を探求している。このエコロジカルなレンズは、倫理のアイデアを中心に置き、脆弱性の音楽的ゾーンに住むことを通して、責任と抵抗に関わる芸術的な方法を見つけようとしている。作品は、イクタス、アルゴノート・アンサンブルズ、ウエノ
ヨシエ、スズキ トシヤ、インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー、マーク・メンジーズ、NZトリオ、ニュージーランド交響楽団などにより演奏されている。 2022年にはフランスのロワイモンでヴォワ・ヌーヴェル・プログラムに参加し、2023年にはニュージーランド・ナショナル・ユース・オーケストラのコンポーザー・イン・レジデンスを務めた。NZSO
TODD Young Composers Awardのファイナリスト3回(2019年受賞)、SOUNZ
Contemporary Award|Te Tohu Auahaのファイナリスト2回。
these searching tendrils For Saxophone Quartet
つるは、蔓性植物や蔓の成長に欠かせない要素である。触覚に敏感で、植物の成長を容易にし、接触した物体の周りや向こう側、上へと成長させることができる。また、つるは植物が成長するのに最適な方向を探すこともできる。これにより、植物は成長を持続させ、明確で頑丈な道を徐々に確立していく。サクソフォンと奏者の間の音と物理的な特性やお互いの親密な探求を通して、ゆっくりと音色のゾーンを探索し、とらえどころのない何かに到達し、ゆっくりと音のつながりと個性を構築していく。その中で前述の特性が探究される。