久留 智之(日本

東京藝術大学大学院作曲科修了。在学中にイタリア政府給費留学生として渡欧。ミラノ G・ヴェルディ音楽院作曲科及び指揮科にて学び、ローマ・アカデミア・聖チェチリア作曲科修了。広島大学大学院助教授、愛知県立芸術大学教授を経て、現在名古屋音楽大学特任教授、愛知県立芸術大学名誉教授。アンサンブル・アッカ芸術顧問。文化庁舞台芸術創作奨励特別賞(管弦楽部門)、ほか受賞多数。

オーガニック・モーションズ Ⅳ-尺八のための- 

オーガニック モーションズ=有機的動き(直訳)。音楽が単なる音の集合体である以上の生命力を宿すべくアニミズム的方法論を探るソロ作品のシリーズ4曲目。イッセイ ミヤケの「プリーツ」の方法論を借用。プリーツでは単なる一枚の布を折り返すという作業を繰り返すことで、その布を人間が纏ったとき布自体に独立した動きが生まれ、布に生命力を宿させている。尺八では一息をどのように折り返せば、そこに神が宿るのか、、、。