可知奈尾子(日本)
愛知県立芸術大学大学院、桐朋学園大学科目等履修生修了。第22回文化庁舞台芸術奨励賞
作曲部門佳作、第12回芥川作曲賞ノミネート、第16回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門入賞、’13年 Luxemburg 国際作曲賞第3位、聴衆賞、演奏家賞同時受賞、第9回JFC作曲賞入賞、第21回国際ピアノデュオ作曲コンクール審査員特別賞受賞の他、委嘱も含め国内外で作品が演奏される。出版作品も多数。名古屋芸術大学准教授。
“地球” マリンバ・デュオのための
本作品は、2020年に作曲・初演したヴィブラフォン・ソロの為の「Expectation 3 “Astra”」と対を成す。ラテン語で「星」を意味する “Astra” に対して、“Terra”
は我らの母なる星「地球」を表す。全体は連続する3つの部分「海―地―空」から構成され、2台のマリンバが互いに呼応しながら進行していく。立体的な音響空間や、パフォーマンスによる視覚的要素も堪能できるように作品を仕上げた。