御井 響一朗(日本)
東京大学大学院出身。作曲を高畠亜生、徳重智子、川崎絵都夫、國越健司、大政直人、小鍛冶邦隆、小林弘人の各氏に師事。これまで「Une Japonaise dans
Paris」等、初演、再演されている。全日本作曲家コンクール審査員賞、奨励賞受賞。オーケストラ楽器ほぼ全てに師事する。元・横響合唱団団員、アンサンブル駒込Vn. Ob.奏者、東京ビーダーマイヤー管弦楽団Hr.奏者。日本作曲家協議会会員。
木管五重奏曲
2024年はパリ五輪の年。高揚感溢れたフランスへの讃美曲。Ⅰ.Scherzo Ⅱ.Romance Ⅲ.Bagatelle Ⅳ.Valseから構成され、五輪、木管五重奏になぞらえ「5」連符をモチーフとした。西洋音楽には数学的思考があり、バッハの数の象徴、バルトークの黄金分割比等ある。5は素数、中立、ペンダグラム等、多種多様の意味を持つように、作品の5連符も全楽章にわたり主旋律や橋渡しなど役割を担っている。