永見 怜大(日本)

作曲家、サクソフォン奏者。国立音楽大学作曲科2年に在学中。作曲を川島素晴に、サクソフォンを大石将紀に師事。

“Neural Pathways” for 4 tenor saxophone

サックスの重音はなんとも言えない不思議な音がするのです。それにとりつかれたように僕は魅力を感じていて、今回も重音、重音トレモロなどを中心に作品を展開していきました。

各テナーサックスが異なる神経経路を表現し、複雑なリズムやフレーズを、他のパートがエコーしたり、時にシンクロしたり分岐することで、神経細胞同士の信号のやり取りを表現しました。また、即興演奏をする部分を作って思考の予測不可能性や脳の柔軟さを表現しています。