金子 仁美(日本)
東京生まれ。桐朋学園大学研究科在籍中にフランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院作曲科に留学。1988年日仏現代作曲コンク-ル第1位、1990年第59回日本音楽コンクール作曲部門(管弦楽)第1位、E.ナカミチ賞、第9回村松賞など受賞。作曲を三善晃、ジェラール・グリゼイに師事。これまでにBBCウェールズ交響楽団、NHK交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団などで作品が発表されている。2011~12年文化庁新進芸術家海外研修制度により渡仏。パリ第4大学(パリ・ソルボンヌ)招聘研究員。CDには2004年に発表された金子仁美作品集『スペクトラル・マターズ――現代日本の作曲家シリーズ27』などがある。楽譜は全音楽譜出版社より刊行されている。現在、東京藝術大学准教授。
「無題-3Dモデルによる音楽 XVI」
2018年から3Dモデルによる作曲を開始した。曲を重ねながらさまざまな可能性を追究し、本作に至る。今回は、これまで6年間で培った技術を「無題」で書きたいと思った。