演奏家Profile

 

 

ホロモナ・ホロ(タオンガ・プーオロ)

作曲家でタオンガ・プーオロ奏者のホロは、マオリの楽器であるタオンガ・プーオロと多様な文化や音楽を融合させてきた。ヒリニ・メルボルン、リチャード・ナンに師事し、ホロは、2001年に初めてのDynasty Heritage Concerto Competition で受賞、国際的にマオリの代表的なタオンガ・プーオロ奏者となる。ワイマール国民劇場オーケストラ、ヒップホップのパオ・パオ・パオ、キリ・テ・カナワとの共演など数々の活動を行う。

作曲や演奏のコラボに加えマスタークラスやマオリの伝統音楽の教育にも力を注いでいる。


廣瀬心香(ヴァイオリン)
宮崎県都城市出身。3歳よりヴァイオリンを始める。桐朋女子高等学校を経て、桐朋学園大学を首席卒業。ドイツ国立ベルリン芸術大学学士課程、修士課程共に最高位で修了。これまでにソリストとして、ドイツ・イエナフィルハーモニー、九州交響楽団など国内外のオーケストラと共演。 桐朋学園大学卒業時には皇居の桃華楽堂にて御前演奏の機会を与えられた。ベルリンコーミッシェオペラ管弦楽団アカデミーを経て、およびドイツ・ハノーファー州立管弦楽団でフォアシュピーラー奏者を務めた。

現在はソリスト、室内楽奏者として演奏活動を行い、2020年ピアノ三重奏団【TRIO VENTUS】として東京文化会館にてデビューリサイタル、2022年にはリサイタルツアーを行い各方面より好評を博す。2022年結成した弦楽四重奏団【Eureka Quartet】ではベートーヴェン 弦楽四重奏曲全曲演奏会を始め、様々な活動を展開している。桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室講師。

 


中澤 沙央里(ヴァイオリン)

桐朋女子高校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部卒業。これまでに、サントリー芸術財団サマーフェスティバル、トンヨン国際音楽祭(韓国)、中国ASEAN音楽週間(中国)、ニュービジョン・アーツフェスティバル(香港)等に出演。また、セギカレッジ(マレーシア)、慶熙音楽大学(韓国)、上海音楽院(中国)等で客員講師を務めるなど後進の指導にもあたっている。2013年度にトーキョーワンダーサイト、2017年度に金沢市民芸術村よりレジデントアーティストに選出。日本・フィンランド新音楽協会会員。神奈川県立相模原弥栄高校音楽科非常勤講師。


古屋 聡見(ヴィオラ)

山梨県出身。桐朋学園音楽学部在学中にN響アカデミーに在籍・修了。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンに入学。ベルリンフィルハーモニー管弦楽団を始めとする、ドイツ国内の主要オーケストラにエキストラとして参加する。その後セビリア王立管弦楽団にて副主席として半年間期間契約で在籍。現在は日本フィルハーモニー交響楽団、アンサンブル金沢、仙台フィルハーモニー管弦楽団等の国内オーケストラで客演首席として出演している。江戸純子、岡田伸夫、ヴァルターキュスナーの各氏に師事。


鈴木 皓矢(チェロ)

桐朋学園大学チェロ科首席卒業。バルセロナのリセウ音楽院にてルイス・クラレット氏のもとで研鑽を積み、その後渡独。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン修士課程を修了。小澤征爾音楽塾オーケストラプロジェクトIに参加。第10回ラス・コルツ国際コンクール器楽部門第4位入賞。ピーター・ウィスペルウェイ、エンリコ・ディンドのマスタークラスを受講。日本チェロ協会主催「第9回チェロの日」にソリストとして出演。ドイツ日本国大使館にて演奏に招かれる他、東京文化会館、ハクジュホールでリサイタルを開催。各方面より好評を博す。古典から現代までのレパートリーに加え、新曲初演にも多く携わる。TRIO VENTUSとして日本アコースティックレコーズより1stアルバムをリリース。各地のオーケストラに首席奏者として客演する他、クリンゲル・アカデミーを主宰し後進の指導にもあたっている。

 


山田 岳(ギター)
ギターや声、自作楽器によるパフォーマンス、作曲、演劇、ダンスなど広い領域で活動。国外での活動も多く、これまでにドイツ、ベルギー、ハンガリー、ロシア、中国、ベトナム、シンガポール、インドネシアの各都市から招聘され公演、及び各地の大学でレクチャーを行う。第20回朝日現代音楽賞、第75回文化庁芸術祭優秀賞(レコード部門)、第76回文化庁芸術祭大賞(音楽部門)、第21回サントリー芸術財団佐治敬三賞を受賞。