第12回JFC作曲賞
斉芸琨 氏
弦楽四重奏曲 第1番「玉兎」
に決定
第12回JFC作曲賞は、2024年3月28日(木)18:30より ミューザ川崎 市民交流室で
行われた本選会の結果、斉芸琨 氏 作曲 弦楽四重奏曲 第1番「玉兎」に決定いたし
ました。
20:30より表彰式が行われ、同氏には菅野由弘会長より賞状及び賞金20万円が
贈られました。
前列左より 山本準(入選)、松尾賢志郎(入選)、斉芸琨(第12回JFC作曲賞)、中川俊郎審査員、
伊藤彰(入選)、灰街令(入選)
後列左より 亀井庸州 (Vn)、山澤慧 (Vc)、菅野由弘JFC会長、松岡麻衣子 (Vn)、加藤綾子 (Vn)、
牧野順也 (Vn)、迫田圭 (Va)
斉芸琨
東京音楽大学大学院修士課程に在籍。これまでに作曲を潘行紫旻、後藤洋、桑原ゆう、西村朗、
細川俊夫、野平一郎、ピアノを冷非、劉昭智、Kirill Monorosi、Inge Rosar、川上昌裕、フォルテピアノを小倉貴久子、チェンバロを大塚直哉、各氏に師事。
第17回 中国・成都「陽光杯」学生作曲コンクールで3等賞、第29回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門
第1位。
弦楽四重奏曲 第1番「玉兎」
玉兎は、月にいるうさぎである。中国の神話によると玉兎は嫦娥(もと仙女で人間に下り不死でなくなったため不死の薬を盗んで飲み月に逃げた女の子)と一緒におり、不老不死の薬をうつ。高く、寒く、寂しい雰囲気をこの作品で描く。弦楽器のさまざまな音色、倍音、トリル、グリッサンドなどを使い、繊細な音楽世界を表現したい。